最近のこと

最近の自分の状態を「辛い」と「辛くない」のどちらかと考えたときに、どちらと言えばいいのかがわからなくて少し困る。
別に常にそのどちらかに振り分けられるとも思っていないけれども、でも今までは特に躊躇もなく「辛い」と言える状態だったから、それができないことに戸惑いを感じる。

 



仕事は辛い。
1月頃の精神的辛さのピークと比べるとだいぶ楽にはなったけれど、それでもまだだいぶ辛い。少なくとも前の職場と比べるとずっと憂鬱に思う。毎日仕事を終えては「今日もなんとか無事に終わった」と安堵するような日々を過ごしている。人に怯えながら、仕事を進めている。

この人への怯えとの付き合い方について、少し定めあぐねている。どうにかできればどうにかしたほうが、それはいろいろな場面で楽だろうと思う。
どうにかすれば精神的に楽になる、というのもそうだし、そういう怯えから今まで避けていたような選択をできるようにもなる。選択肢が増える。

でもことごとくの人が怖いというわけでもないし、ことごとくの状況で怖いというわけでもない。怖い相手、怖い状況もあるし、そうでない場合もあるし。(……ああ、こう書くとなんと当たり前のことだという感じがするけれど)

そういった中で、この怯えを抱えたままでも進んで生きていくことができるならそれでもいいか、とも思う。なんというか、支障があるなら対処すればいいし、支障がないなら対処しなくてもよい。といったことを、考えている。

……なんか、言いたいことから遠ざかった。とりあえず、もうしばらく続けてみて、これ以上悪化するようならまた病院にでも行くことを検討するのもやぶさかではないといった心持ちである。



話がぐだぐだとしている。仕事のことはそんな感じで、ある。

仕事以外のことについて。

昨年末ぐらいから、ひたすらに新しい漫画を読み漁っている(主に、百合の、恋愛漫画である)。読み漁っている、という表現が適当なのか不明だけれど。

直接のきっかけは忘れてしまったが、元々「何か趣味が欲しい」というところから始めたもので、そしてなんだかそれが存外に続いている。存外に。

そう、すごく存外な感じ。趣味が欲しい、と言いつつ、というかだからこそだけど、自分に「趣味」と呼べるようなものができるところをあまりイメージできていなかった。ゲームとか、小説とか、プログラミングといったものをやってみても、あまり続かず、いわゆる飽き性だという認識があった。

そういったことを踏まえて、今この漫画を読む習慣を続けられているのは、これは私の人生史上で大変珍しいことに思う。まだこれを始めて数ヶ月程度であり、趣味と胸を張っていう言うには少し心許ないけども。

それで、それによって変わったこと。これ、というのも難しいけれど。

たとえば、平日に毎日何か「特筆できること」が生じるようになった。今までは「今日もいつも通り何もなかった」としか毎日表すことができなかったのが。毎日、何かが私の人生に積み重なっていく感覚を得るようになった。

たとえば、暇が暇でなくなった。今まで暇なときは、ぼんやりと未読RSSエントリの消化をしたり、Twitterを眺めたりとしていた。それが楽しくなかった、というわけではないけれど、でもそれをやっても、なお暇な時間は暇な時間のままだった。暇つぶしと言いつつ、暇をつぶせてなかった、というか。翻って今は、そういうときにはひたすら新しい漫画を読むようにしていて、そしてそれをやっている間、暇という感覚はどこかに飛んでいく。


と、なんか、そんな感じになっている。

なんだろう、これ書いて何が言いたかったんだろう。なんか、とりあえず思うのは、余暇時間の密度が今までになく濃い、とでも言うか。なんというか。

楽しいか、と言われるとなかなか微妙である。面白いと素直に思える漫画はそれほど多くない。でもなんだか、余暇にやることがあることにたいへんな安心を得る。安堵する。単純に幸福か否かと問われると難しいけれども、なんとなく、嬉しい、というような気持ちがある。

はい。


……なんかたぶん次のエントリに続く。いや続かないかも。