「魚の見る夢」を読みました

漫画「魚の見る夢」の全2巻を読みました。百合漫画です。

感想じみた、でも感想の体をなしていないものを書きました。
もっと感想っぽいものを書こうとしたのですが、どうしても漫画全体に対する感想みたいなのが書けなくて、場面場面、要素要素に対する断片的な感想をただ並べただけのものになってしまいました。

ネタバレ注意的なものを一応挟んでおきます。ネタバレ注意です。

 

1話

巴さんが首輪をして学校に行くハメになって先生から怒られていましたが、首輪をして学校に行くと怒られるんですね。なんらかのファッションアイテムと見なされるのでしょうか。いわゆるところのパンクファッションなどで首輪をつけた格好をみることのある気がしますが、あれってなぜなんでしょう。(特に調べてません)

御影さんが巴さんを心配させるようなメールを送って、そしてそれで実際に心配してくれたことに対して満足した風の御影さんが非常によいです。よいです。こういう描写はとっても好きです。

2話

読み返して気づきましたが、御影さんが言ってる「休み時間のたびに私のとこ来るやつ」って高柳さんのことですよね。あとのほうの話だと高柳さんのことはそれなりによく思っているようなのですが、それなのにすごくそっけない表現になっているのは、単に言葉上そういう表現になっただけなのか、それともこの時点(これいつだろう)ではそんな認識なのか、あるいはただの照れ隠しか、なんでしょうね。

3話

ここまでの話と違って、ここでは御影さんは弱った感じの顔を高柳さんによく見せてたりしていて、ふむ、となります。

7・8話

「もう心配させないようにする…」という巴さんと、それを聞いて辛そうな顔をする御影さんの描写がよろしいです。

「人を好きになるということがわからない」巴さんに対して、それを深刻な問題のように扱うナツオさんや「欠けてると思ってたけどあそこまで壊れてるなんて」と言う御影さんの描写がありましたが、なんだか読んでいてモヤモヤしました。巴さんは悩みを抱えている当人なのでわかるんですが、ナツオさんや御影さんにとってそれがある程度当たり前のこと、ってことなんでしょうかね。わかるわからないみたいな話で言えばきっと私もよくわかりませんし。

その後の御影さんと高柳さんの感じはなんだかよいです。(「よいです」ばっかりだ)

10話

御影さんが父親からマグカップを受け取ろうとして躊躇する描写が入りますがここが「??」でした。どういう描写なんだろう。


読み返しながら頭に浮かんだことを書いていったのですが、なんだかラストのほうではなんにもでてこなくて、何も書くことがなかったです。

いや、何も思ったことがないかというとそんなことはないと思うのですが、でもなんというか、私に扱える領域を逸脱していて、何を思って書いてもずれた感想になる気がして何も書けませんでした。うーん。

総じての感想としては、面白かった、と思います。たぶん。

そういえば読みながらなんとなく「羊のうた」に雰囲気が似ているなー、などと考えていました。ただ単に絵のタッチが似ているというだけの話かもしれませんが。